年夜飯の乾杯のあいだ、物置の灯が消える

【架空。全員成人】 年夜飯が木のドアの向こう。物置の灯を消し、廊下の一条だけ。 六歳上。酒、香水、油煙。腰に手を当てて、声を出すな、まだ乾杯している。 立ったまま。胸に顔、自分の手を噛む。終わると旗袍を直して注ぎに戻る。 暗がりに長く立って、箸がテーブルにあることを思い出す。